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『美女と野獣』と吹奏楽アレンジ

2026-10-09 公開

ディズニー映画の『美女と野獣』のBD&DVDソフトを購入して、家で置物と化したPS5で鑑賞した。 おそらく、幼少の頃に見たことがあったはずだが、記憶になかった。 ベルの父親が登場して、物語を動かす役目を負っている記憶などない。

「朝の風景」はベルが町で買い物をする風景を描いた曲、なのは事実だが、文学にしか興味がない風変わりな女性のことを歌い上げた変な歌詞がついている。 原題は「Belle」であり、ベルのテーマまたはモチーフである。 実際、オオカミに襲撃されるシーンでもベルのモチーフが使われているなど、『美女と野獣』を通底する曲ではある。

『美女と野獣』のヴィランはガストンである。 ガストンがメインの曲は3曲(「強いぞ、ガストン」、「ガストンの悪だくみ」、「夜襲の歌」)もあり、ベルや野獣よりも優遇されている。 確かにベルは文学にしか興味がなく、風変わりな女性と評されているが、ガストンの自意識過剰さも十分におかしい。 しかし、町の人々はガストンを慕っているようにみえる。

『美女と野獣』を鑑賞したのは、『美女と野獣』の吹奏楽アレンジを演奏するからである。 直近の演奏会で演奏したのはM8版であり、今度の演奏会ではNew Sounds in Brass版を演奏する。 ところが、いずれのアレンジもメインの曲が3曲もあるガストンには一切触れていない。 いずれもベルやビーストの曲であり、ガストンなる人物など最初からいなかったかのようにアレンジを施している。 強いガストン、かっこいいガストン、たくましいガストン。 あそこまで強烈なキャラクターと恵まれた曲数を持つガストンを、アレンジャーたちはなぜ遠ざけたのだろうか。