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体験談を元に体験談の無意味さを語る

2015-12-20 公開

基本情報技術者試験 (2013年) の場合

去る2013年10月20日に基本情報技術者試験を受験し、11月18日に合格発表があった。結果は合格だった。 合格率は22.1%である。 想像以上に合格率が低いので、ここで私が基本情報技術者試験に向けてやったことを書けばもしかしたら誰かの役に立つかもしれない、という善意の動機による悪意に満ちた体験談を書いてみたい。

私が試験のために費やした時間は6, 7時間である。 具体的には、技術評論社から出ている分厚い参考書を1冊購入し、それを通学中に読み進めた。 そして、過去問(H24秋)を午前問題だけ1回分解いた。それだけで午前75%、午後85.5%で余裕で合格した。

となる。

「基本情報技術者試験 勉強時間」で検索すると、合格には通常3ヶ月必要らしい。 だが、上記の体験談を読むと、基本情報技術者試験は数時間本を読み、過去問を少し解くだけで合格できる試験だと勘違いする人が出てくるのではないだろうか。 私と他の人では頭の作りが違うという話もある(私は暗算が絶望的にできない)。そもそもバックグラウンドが違うという要素もある。 例えば、私は電気通信大学を卒業している。 電通大では、試験対策ではないにせよ、基本情報技術者試験で出題される内容は、学科によって差はあれど、講義で扱っている。 私の場合、アルゴリズムやデータ構造、論理回路、アーキテクチャは習っている。 つまり、上記の「6, 7時間」の大半は、マネジメントといった私が知らなかった分野に費やされている。 本当は、科目ごとに1コマ90分の講義を15コマ受けている。 中には演習付きでみっちりやったものもある。 上記の体験談には、それらが隠蔽されている。 また、午後問題の対策を全くやっていないが、それでも何とかなったのは、大学でプログラミングの講義を多少受けていたこと、アルゴリズムや論理回路の知識があったためである。 これも隠れていてわからない。

応用情報技術者試験 (2015年) の場合

去る2015年10月18日に応用情報技術者試験を受験し、12月18日に合格発表があった。結果は合格。合格率は23.4%だった。 想像以上に合格率が低かったため、ここでは私が応用情報技術者試験に向けて行ったことをまとめたい。

1. 申し込む

応用情報技術者試験を突破するには、まず申し込みから始める。 試験日は4月および10月の第3日曜日とあらかじめ決まっており、申込期間はその2か月前だ。 受けたいと思ったタイミングで受験することはできない。 申し込みの段階から試験は始まっている。計画的に行動する必要がある。

2. 受験料を支払う

いくら国家試験とはいえ、タダで受験はできない。 ベンダーや民間団体の試験と比べれば格安ではあるものの、決して安くはない受験料を納める経済力が試される。 心してかかりたい。

この調子でだらだら書き続けても仕方ない。結局、私は受験に向けて何をしたのか。 試験のために費やした時間は高々1時間である。 申し込んだのも期限ぎりぎりで、分厚い参考書を1冊購入したものの読む時間がなく、試験当日の道中に参考書付属の当日チェックシートで要点をさらい、そのまま試験に臨んだ。 それでも、ぎりぎりながら合格できた。 受験資格を得るための手続きは一通り行ったが、それ以外はほとんど何もしなかったに等しい。

結局、先に述べた基本情報技術者試験と同様に、大学・大学院での学習の蓄積や、わずかながらの業務経験が合格の後押しとなったのである。